ワンダーランドに再会

まさか、この東京でまたワンダーランドに会えるとは思っていなかった。
ずっと探してはいたけれど、こんなアプローチ方法があっただなんて誰が思っただろうか?
冷静に考えると接点や共通項は沢山あるので不思議ではない。
私が言うワンダーランドっていうのは中国生活の一番最後に訪れた「貴州省」の事。
もう一昨年の話しになるけど、帰国をするって決めた2010年の夏、中国を離れる前に10日間ほど貴州省に滞在した。その時の事は過去のエントリーに記録してあるけど、色々ととても救われて、とても好きな場所の一つになった。
2010年8月20日 ワンダーランド

今回再会できたワンダーランドは実はとてもすぐ近くにあって、毎日生活している街にあった。

中国が恋しくなった時に行くための中華料理レストランが知りたくて、帰国した2010年の年から友だちと東京中の中華料理屋さんを目星をつけては訪ねて、色々なお店を見て来た。それでもなかなか見つからなくて、あまりにマイナーな料理だし、あまり日本人の口に合わないのではないかとほとんど諦めていた。

それがなんと、まさかここにあったとは考えも及ばなかった。
それもそのはずで、ワンダーランドの続きは「ミャンマー料理屋さん」にあったのです。

高田馬場にあるノング インレイ

このお店のお料理は、ミャンマー料理の中でもさらに「シャン料理」というジャンルにあたるらしく、これがほぼ、ワンダーランド、貴州料理と同じ料理だった。

似てるのではなく、同じ。これには驚いた。

実は、このお店を紹介してくれた友人が事前にいくつかメニューについて話しをしてくれた。「ミシェ」という湯麺(スープに入った暖かい麺)があって、これは雲南風だ。という事。つまり「ミシェ=米線」と。なるほど。中国の文化とクロスしてる。今回は友だちからのオススメのうち「シャンそば」なるものを注文してみた。お店で皆が注文するメニューの一つだとか。

シャンそば

もうひとつ。メニューに「米豆腐」って書いてあるのを見つけた。実は貴州省でも「米豆腐」(ミィドウフ)を食べるのだ。見た目も同じ。これを見つけた時、ちょっと心臓がドキドキした。もしかして…。

米豆腐

食べてびっくりしたのは前述の通りです。「シャンそば」は貴州省名物の「酸湯」の味。「米豆腐」はまさに「米豆腐」。こんな近くにワンダーランドがいました。

ワンダーランドの住人にこの事をいつか伝えたい様な気も、なんとなくだけど、するかもしれない。

嬉しいね。また行こう。