LOVEを感じるウォークマン

このタイトルで文章を書くのは本日3つ目。
とにかく「ソレいいなー!!!」って思ったんだよ。


久々にツボでした。


とにかく言っておくけど、すごく可愛い。
言っておくけど、とにかく可愛い。


可愛いって単語を連発するとアホっぽいけど、本当に可愛い。


愛らしくて、愛を感じる。
変だけどニヤ〜ってなっちゃう。

皆知ってた??
昔、1979年にウォークマンが発売された時、デフォルトでヘッドフォンジャックが2つあったことを。


これを知って何を思いますか?


私は恥ずかしながらポワ〜っと暖かくなってしまいました。
これは完全にぶりっ子プロダクツなんです。私の道理で申しますと。


なんてったって「ヘッドフォンジャックが二つある」んです。
これは大変なことです。革命です。


ヘッドフォンジャックが二つあると何が可能になるのか。
そう。こんな感じでヘッドフォンが二つ装着できるんです。

http://www.funkygoods.com/garakuta/tps_l2/tps_l2.htm


そう、二人で一緒に同じ音楽を聴けるんです。
これは大変です。
革命的商品だったってことは一目瞭然です。


でも、残念ながら今のウォークマンにはヘッドフォンジャックはひとつしか付いていません。


逆になぜ?と問いたい。


私はこの話を聞いてウォークマンって存在が可愛くて仕方なくなったし、これまでは「iPodっていくらなの〜??」とか猫なで声出してた派なんですけど、こんな話聞かされたらもうウォークマンを買うしかないと思いました。


でも今のウォークマンにはジャックはひとつしか付いていない。


元々がどんなだか知りませんが、初代ウォークマンから感じる爛漫なクリエイティビティというのが、今の商品からはあまり感じられないというようなイメージを抱きました。


想像しちゃったのは社内でグレーな色をしている人達。
一流企業に勤務しているプライドの金ぴかを背負っています。
俺の戦場は会議室。


でも、考えてみると、確かにcybershotにもαにもBRAVIAにもクールなハイテク感と高級感、モノの良さは感じますが、ウォークマンみたいに動的なイメージと魅力は感じないし、金属的なシンプルさを感じるばかりです。


Walkman ウォークマン


まずネーミングがすごい。


コピーとか良く分からないけど、今の商品と比べて、ウォークマンのスペックと、このネーミングを聞くとそのスマートさは私が感心していいレベルではなくすごいんだなぁ。と思う。


英語が正確かとか関係ない。その言葉が日本人に通じるんだもん。


私が尊敬して止まない、大好きな玉置先生が、『私が作る物は、もちろんお客さんに対して作る物ではあるけど、私に見えているのは担当のあなたで、あなたから来る仕事を対応する動機は、あなたからの影響を受けているから、結局出来上がった物は、あなたの色になるものなんだ。』って言っていたのを思い出す。


でもね、嬉しいんですよ。
その「あなた」の片鱗を覗かせる商品がまだあるんです。



ヘッドフォンプラグアダプター
http://www1.jp.sonystyle.com/Qnavi/Product/PC-232S/


ヘッドホンジャックを2つにする為のアクセサリーです。
これを知って、私がウォークマンを買うのは確実になりました。
人の財布を緩めるのなんてそんなものなのです。


ありきたりな台詞かもしれないけど、たぶん今はそういうことが足りなくて、私が感じている枯渇感のひとつなのかもしれない。


たぶんウォークマンを作った人は自分の周りの人を想像した。それだけかもしれないんですけどね。